ここではサイジングに関するアンチパターン(あまり精度の良くない方法)について紹介していきます。公表されている「ベンチマーク」を類似システムとする方法。類似システムが見つけられない場合、窮余の策としてこの方法が採用されるケースがあるようです。性能試験又は、運転開始後にパフォーマンス問題に直面することが多く、何より精度は良くありません。例えば、実際の業務負荷を想定した「TPC-H」や「TPC-C」のようなベンチマークがあります。「TPC-H」はデータウエアハウスを「TPC-C」はOLTPを前提としてモデル化されています。そのためこれらを類似システムとして利用する事には危険性が伴います。危険性その1.よくチューニングされた環境で記録された高得点がこれらのベンチマークスコアでは登録されるため、多くのシステムにとっては通常の限界を超えています。そのためサイジングで過小リソースになる危険があります。危険性その2.構築しようとしているシステムとベンチマークの1トランザクションの処理比率が同じである保証はありません。むしろ隔絶があるのが普通のようです。